The world turns over
statement
水面に映る景色の美しさ、生々しさは一体何なのだろうと思っていました。
まるで水中の奥深くにも景色が広がっているような錯覚を覚えます。
当たり前のようでいて改めて気付かされるのは、この美しい風景は今自分の周りに実際にある風景だと言うことです。
それまで気にとめていなかった風景が、水面に映る風景によって急に色鮮やかに見える瞬間。それがこのシリーズを始めたきっかけでした。
水面に映る色鮮やかな世界は一瞬の出来事、グレーであいまいな風景は、当たり前すぎてあまり気にとめていない、多少の変化をしながらもずっとそこにある世界だと捉えています。
どうしても過ぎていってしまった時間や人、変わってしまう風景に心は揺さぶられてしまうものなのかもしれません。